iDeCoを利用するときは利回りをチェック
将来の年金資産を著得するとき、個人年金などであれば給付額がわかります。しかしiDeCoでは給付額がわかりません。想定利回りを決め商品選びで使う必要があります。節税ができているなら、それも加味して計算を行います。
利益分の税金が出て行かないので高くなる
銀行などで預金をするとき、どれくらい利益が得られるかを見るときには利率をみます。しかし、注意としては税金が引かれることでしょう。そのままの利率だと、税金控除前になります。ですから、税金を控除した時にどれくらいいなるかを見る必要があります。iDeCoの場合の利回りは、運用資産の税金を考えなくてよいのがメリットと言えます。100万円が120万円になれば20万円分が利益です。本来なら20万円分から約80パーセントが控除されて16万円になります。でも20万円のまま計算することができます。それを再投資すれば、当然より多く再投資に回すことができるので、増え方も大きくなると言えるでしょう。
所得控除分は利益と見て計算をする
給料をもらうと、その所得に応じて税率がかけられて徴収されます。その徴収をできるだけ減らそうと、節税対策をします。支払ったお金のうち、社会保険料などは全額が所得控除になるので、その分税金を減らすことができます。iDeCoを利用すると、全額を所得控除にすることができるので、その分税金を減らせます。利回りの計算では、所得控除で残るお金がどれくらいあるかも見ておくと良いでしょう。個人事業主であれば、年間で80万円近い拠出をすることができます。20パーセントの税率としたら、16万円近くの税金を減らすことができます。その分利益が増えたことになるので、計算に入れておきます。目標を決めて投資商品を決定する
国が行う年金は、基本的には自分で額を増やせません。拠出額が決まっていて、受ける年金も決められています。一方iDeCoの場合は、上限はあるものの拠出額を自由に決められます。そして運用結果によって年金の額も変化させることができるかもしれません。この時は、目標利回りを設定して商品選びをする必要があります。毎月いくらずつ拠出をしてそれを所定の利回りで運用したらいくらになるかは計算が可能です。多くしたい場合、安定運用したい場合で商品選びが変わることになります。多くしたいのであれば、多少リスクが高くても、より増える商品が良いでしょうし、安定運用なら銀行や保険の商品が良くなります。
まとめ
iDeCoを利用するとき、どれくらい利益が得られるかの利回りを気にしながら積立を行います。目標とする率を決めて商品選びをしないといけません。商品による利益以外に、節税によって得られる利益も考慮して計算をします。
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